仮面の第一志望に合格することは、札幌の高校入試では正解なの⁈
偏差値が足りないなら、今からの進め方次第で100日でも伸ばせるんです。内申ランクが気になるなら、当日の試験で挽回できる計画を立てましょう。
札幌市内の私立高校は、今、大きく変わろうとしています。行きたくもない高校を、仕方なく志望校にしてしまう受験生を見るのは、本当につらい。

高校の3年間は、皆さん自身を大きく成長させる、かけがえのない時間です。その後の進路を大きく左右する、大切な高校選びだからこそ、後悔のない選択をしてほしい。
ここからの受験戦略でまだ間に合う!
あと偏差値が5足りない…
内申ランクがちょっと低い…
そんな不安から、本当に行きたい高校を諦めてしまう受験生は少なくありません。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
偏差値も内申も、戦略次第で十分に挽回できます。
実際に、100日あれば偏差値を5以上伸ばすことは決して珍しいことではありません。

ポイントは、科目の優先順位をつけ、得点源を確実に増やすこと。闇雲に勉強時間を増やすのではなく、「どこで点を取るか」を明確にすることで、大きく結果が変わってきます。
内申ランクが足りなくても、当日の点数でカバーする
内申ランクが気になる場合でも、当日の試験での挽回は可能です。
当日の点数を重視する学校が増えています。
当日点重視の15%の枠での合格を目指して対策をしていきます。
実力次第で合格の可能性が大きく広がります。

過去問対策や得点配分の分析を行い、確実に点を積み上げていく計画を立てましょう。
自分の強みを伸ばし、弱点を最小限に抑える戦略が勝負の鍵となります。
道コンを使った問題演習は必須
当日点で合格をつかみ取るには、必ず道コンで演習をくり返してください。
道コンの過去問なども活用していきます。
できれば、冬休み中に行われる1月道コンの過去問と、1月末〜2月初めに行われる2月道コンの過去問で演習を進めましょう。
第一志望とは言うけれども・・・
札幌市内の中学校では、12月の前半で三者面談を中学校で行い、高校の受験校が決定します。
学習塾などに通っている受験生の場合は、学習塾での三者面談がその前に行われることが多いです。
そのころに、学力テストや道コンの結果を見て、志望校の変更の話が出ることが多いかと思います。

この時期に合格できるだけの点数(偏差値)が取れていないのは不安かもしれません。
しかし、落ちそうだから志望校を下げる・合格できそうだから志望校はそのままという志望校の決め方はお勧めしません。
たしかに、不合格という結果は誰も望まないとは思います。
しかし、どうしても行きたい学校に合格ができないわけではない状況から、合格が確実ではないからと、志望校を下げてしまうのはどうなのでしょうか。
仮面の第一志望
偏差値や内申ランクをみて、中学3年生の秋以降に志望校を下げるというのは、学習塾の先生という立場では、一番避けたいことだと考えています。
もちろん、本人が入試に向けてモチベーションが低く、学習をしていない場合は、その限りではありません。
北海道の高校入試で使う内申ランクは中1・2の成績が出た時点でほぼ決まっています。そして、4月道コン・8月道コンで受験生の偏差値帯がわかっています。
ですから受験生に適切な志望校のレベルは、夏の時点でわかっているはずです。

中3の高校受験生の志望校は、ほぼ夏の時点で候補が絞られていて、学校説明会などに参加しているかと思います。
夏の時点で志望校として妥当だろうと考えていた志望校をあきらめて、下げた志望校を受験するというのは、受験生本人からすると本当に行きたかった第一志望を受験すらしないということです。
もちろん、受験生本人は第一志望を受験するというとは思いますが、それは本当の第一志望校ではなく、仮面の第一志望といった方が良いのではないでしょうか。
もし、点数(偏差値)・内申ランクがあれば、下げた第一志望は受験しないのですから、仮面の第一志望、つまり合格するためだけに受験をする学校だと考えています。
高校入試はギャンブルではありませんので、記念受験のようなものはまた違いますよね。
合格できそうな学校で一番上のレベルを受験したいという受験生もいますので、その場合は積極的に合格できる学校かどうかを判断しても志望校を変更してもらえたら良いと思います。
本当に行きたい高校を目指してがんばっていた受験生には、仮面第一志望を受験して合格することを目標にして欲しくはないと考えているということを理解してもらえたらと思います。
入試当日までの残された時間で何をするのかを明確にして、本当の意味での第一志望合格を勝ち取れるかどうかをしっかりと考えて、受験する学校を決めてもらいたい。
札幌の私立高校も考慮しての公立高校の受験校選びを
今、札幌市内の私立高校は大きな転換期を迎えています。
高校の授業料無償化をきっかけに私立高校を第一志望とする受験生も増えています。
特色ある学科やコースの新設、進学実績向上に向けた取り組み、サポート体制の強化など、各校が魅力づくりに本気で取り組んでいます。

私立高校の進学実績も大きく変わってきています。
公立高校を第一志望としていて、残念な結果となってしまった場合に、私立高校に進学することになります。
私立高校の中で受験生が「この学校であれば・・・」と思える学校があるのであれば、積極的に第一志望にチャレンジすること選択しやすいと思います。
最後に
高校の3年間は、皆さんの人生を大きく成長させる、かけがえのない時間です。
友人との出会い、部活動、学びの経験は、その後の進路や将来の選択に大きな影響を与えます。だからこそ、妥協や不安から志望校を選ぶのではなく、「ここに行きたい!」と思える高校を目指してほしいのです。
受験は決して楽な道ではありませんが、努力と戦略で未来は必ず変えられます。
受験生一人ひとりが後悔のない選択ができるよう、全力でサポートしています。本気で挑戦した先にこそ、最高の高校生活が待っています。






