内申ランクUP法

夏休み前こそチャンス!道コン対策で内申アップを目指す理由

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夏休みを目前に控えた今、北海道の中学生にとって大きな山場となるのが「道コン」こと北海道学力コンクールです。

8月に実施されるこの試験は、単なる「力試し」ではありません。

道コンは北海道内の中学3年生の約50%〜70%が受験する大規模な模試です。
この時期に本気で取り組むことで、夏休み中の学習習慣を確立し、内申点アップにつなげることができるのです。

「でも、まだ夏休みまで時間があるし…」と思っていませんか?

勉強に取り組む中学生の様子

実は、夏休み前の今こそが受験成功への重要なターニングポイントなんです!この時期から計画的に取り組むことで、夏休み本番での学習効果を最大化できるのです。

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今回は、30年以上の講師経験を持ち、1万組以上の親子との相談経験がある私が、道コン対策と内申ランクアップのための効果的な学習法をお伝えします。

道コンとは?北海道の中学生が知っておくべき基本情報

まず、道コン(北海道学力コンクール)について正しく理解しておきましょう。道コンは北海道内で実施される大規模な模試で、今年は8月10日(中学1,2年生)と8月11日(中学3年生)に実施されます。

定期テストが「学校で習った内容の確認」であるのに対し、道コンは「これまで習った全範囲から発展的な内容も含めて出題される」のが特徴です。特に中学3年生は、1・2年生の内容からも出題されるため、総合的な学力が問われます。

なぜ道コンが重要なのでしょうか?

  • 現在の学力状況を客観的に把握できる
  • 学校の枠を超えて自分の立ち位置がわかる
  • 短期間で勉強習慣を確立するきっかけになる
  • 内申点アップにつながる学習の動機づけになる

特に注目したいのは、道コンを通じて「問題を解くこと」から「問題をできるようにすること」へと勉強の目的が変わる点です。この意識の変化が成績アップの鍵となります。

道コンの問題集と学習計画表

実際、道コンの結果は内申点に直結するわけではありませんが、道コンをきっかけに勉強習慣が身につき、定期テストの点数が上がることで内申アップにつながるのです。

道コン対策の効果的な学習法と計画の立て方

道コンで高得点を取るためには、計画的な学習が欠かせません。特に重要なのは「基礎力の徹底強化」です。

中学1・2年生の内容をしっかり復習することが、道コン対策の第一歩となります。特に北海道の中学生は、以下の点を重視して復習を進めましょう。

教科別の重点復習ポイント

各教科で特に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

  • 数学:正負の数、文字と式の基本計算、一次方程式、連立方程式の解法、関数(一次関数)の基本概念
  • 英語:be動詞・一般動詞の基本文法、現在・過去・未来時制の使い分け、基本語彙の定着(1000語レベル)
  • 国語:漢字の読み書き(常用漢字レベル)、文法の基礎(品詞、活用など)、古典の基本的な文法事項
  • 理科・社会:覚えた分だけ得点になりやすい教科です。理科と社会はやる気が出やすく、誰でも得意教科になる可能性を秘めています

特に理科と社会は「暗記教科」と思われがちですが、単に暗記するだけでなく、理解を深めながら学ぶことが大切です。

効果的な学習計画表と教材

道コンを効果的に活用するなら、「道コンセレクション」という過去問集がおすすめです。学年に合わせた内容で構成されており、入試の基本問題レベルの内容が多いので、問題を解きながら全体の復習ができます。

効果的な学習計画の立て方

道コン対策を成功させるためには、計画的な学習が欠かせません。以下のポイントを意識して学習計画を立てましょう。

まず、優先順位を明確にしましょう。

  • 内申点に直結する苦手科目
  • 道コンで得点源にしたい科目
  • 志望校の入試で配点の高い科目

次に、1日の学習時間配分を考えます。

  • 平日:2-3時間(部活動がある場合は調整)
  • 土日:4-5時間
  • 苦手科目:得意科目 = 6:4の比率

計画を実行するコツは、「今日やること」リストを作成し、完了したらチェックすることです。また、1週間ごとに計画の見直しと調整を行い、無理のない範囲で継続することを最優先にしましょう。

夏休みからは受験生として本格的に学習をスタートさせるなら、今のうちに学習習慣をしっかり作っておくことが大切です!

理科・社会で差をつける!道コンで高得点を取るための秘訣

理科と社会は、道コンで差がつきやすい教科です。「何をどう勉強したらいいかわからない」と悩む方も多いですが、実は理科と社会は覚えた分だけ得点になりやすい教科なのです。

そのため、理科と社会はやる気が出やすく、誰でも得意教科になる可能性を秘めています。

理科・社会の効果的な勉強法

理科・社会の点数を伸ばすためには、以下のような勉強法が効果的です。

  • まず問題を解いて全体を把握する:いきなり暗記から始めるのではなく、まず問題を解いて自分の弱点を把握しましょう。
  • 短い時間をコツコツ続ける:長時間一気に勉強するより、短い時間を毎日続けるほうが効果的です。
  • 書きまくりノートを作る:暗記項目はボールペン(特に青色インク)で書きまくることで記憶に定着しやすくなります。インクのなくなったペンと使ったノートの数は、勉強量の可視化につながり、自信がつきます。
  • 間違えた問題を専用ノートにまとめる:テストや模試で間違えた問題を1冊のノートにまとめ、解き直すことで苦手克服につながります。

理科と社会の効果的な学習方法

特に理科が苦手な方は、単に暗記しようとするのではなく、動画学習などを活用して興味を引き出しながら理解を深める方法も効果的です。理解があってこそ、暗記も定着しやすくなります。

勉強のモチベーションを保つコツは、小さな成功体験を積み重ねることです。1日の目標を達成できたら自分を褒め、少しずつ難易度を上げていきましょう。

やる気が出ないときは無理せず、「5分だけやろう」と決めて始めてみましょう。始めてしまえば、そのまま続けられることが多いものです。

3週間続ければ「勉強するのが当たり前」という習慣が身につきます。夏休み前からコツコツ始めて、夏休み本番では大きな成果を上げましょう!

内申ランクアップのための効果的な学習戦略

道コン対策と並行して、内申点アップも視野に入れた学習戦略を立てましょう。北海道の高校入試では内申点が重要な要素となります。

内申ランクを上げるためには、定期テストでの得点アップが不可欠です。そのためには、苦手分野の克服が効果的です。

苦手克服のための具体的アプローチ

効果的な苦手克服法として、「分散学習」を活用しましょう。これは、苦手科目を毎日少しずつ学習する方法です。具体的には以下のようなアプローチが効果的です。

  • 苦手科目を毎日20-30分程度学習する
  • 得意科目と交互に取り組んで集中力を維持する
  • 同じ内容を間隔を空けて繰り返し学習する

具体的な取り組み方としては、苦手単元の基本問題から段階的にレベルアップしていくことが大切です。理解できない部分は学校の先生や塾の講師に質問し、夏期講習での重点学習項目として位置づけましょう。

内申ランクアップのための学習戦略内申点アップのためには、定期テスト対策も重要です。定期テスト2週間前からは、学校のワークや問題集を完璧にすることを目標にしましょう。特に学校の先生が強調した部分は、テストに出やすいポイントです。

さらに、授業態度や提出物の質も内申点に影響します。授業中は積極的に発言し、提出物は期限を守って丁寧に仕上げることを心がけましょう。

内申点は一朝一夕で上がるものではありません。日々の積み重ねが大切です。今の時点から意識して取り組むことで、確実に結果につながります。

志望校研究と道コン結果の活用法

夏休み前の今こそ、志望校についての情報収集を始めるべき時期です。夏休み前に中学校の三者面談がある場合は、自分の内申ランクと志望校の合格に必要な内申ランクを確認しておきましょう。

また、夏休み前から学校説明会を行う高校もありますから、早めに参加してみるのも良いでしょう。

志望校選びのポイント

志望校を選ぶ際には、以下の項目をチェックしておくことが大切です。

  • 過去3年間の合格者の内申ランク分布
  • 入試での各科目の配点比率
  • 道コンでの目標偏差値
  • 特色ある教育内容や部活動

まだ志望校が決まっていない場合でも、興味のある学校の情報収集を始めましょう。学校のホームページや説明会で得られる情報は、モチベーション維持にも役立ちます。

道コンの結果が返ってきたら、単に点数や順位を見るだけでなく、間違えた問題を分析することが重要です。どの単元が弱いのか、どのタイプの問題が苦手なのかを把握し、その後の学習計画に活かしましょう。

道コンの結果と志望校の合格ラインを比較することで、今後どの程度の学力アップが必要かが明確になります。例えば、現在の偏差値が55で志望校が偏差値60の場合、5ポイント上げるための具体的な計画を立てることができます。

志望校についての情報を集めていきましょう!夏休み前に中学校の三者面談がある場合は、自分の内申ランクと志望校の合格に必要な内申ランクは押さえておきましょう!

保護者ができるサポートと家庭での学習環境づくり

お子さんの学習をサポートする保護者の役割も非常に重要です。適切なサポートがあれば、お子さんのモチベーションは大きく向上します。

まず大切なのは、お子さんの「やる気スイッチ」を見つけることです。褒めるポイントは結果よりも過程に注目しましょう。「頑張ったね」「コツコツ続けているね」といった声かけが効果的です。

効果的な家庭学習環境の整え方

家庭での学習環境も重要な要素です。以下のポイントを意識して環境を整えましょう。

  • 静かで集中できる学習スペースの確保
  • スマホなどの誘惑を遠ざける工夫
  • 適切な明るさと温度の調整
  • 必要な学習道具の準備

また、お子さんの学習リズムを尊重することも大切です。「いつ勉強するか」をお子さん自身に決めさせ、決めたことを守れるようサポートしましょう。

勉強の内容についてわからないことがあっても、すぐに答えを教えるのではなく、「どうしたら解けるかな?」「ヒントになりそうなことは?」といった質問で考えるきっかけを与えることが効果的です。

保護者のサポートで、お子さまは変わります!適切な距離感を保ちながら、温かく見守ることが大切です。

まとめ:夏休み前からの取り組みで受験成功の基盤を作ろう

北海道の高校受験において、この6月後半から夏休み前の期間は「受験勉強の土台固め」の重要な時期です。以下のポイントを意識して取り組みましょう!

  • 基礎力強化で道コンでの安定した得点を目指す
  • 学習計画作成で夏期講習の効果を最大化
  • 苦手克服で総合力の底上げを図る
  • 志望校研究で明確な目標設定

道コンや内申ランクなど、北海道特有の受験システムを理解し、戦略的に学習を進めることが合格への近道です。

夏期講習を有効活用し、秋以降の本格的な受験勉強につなげていきましょう。焦る必要はありません。今からコツコツと積み重ねていけば、必ず結果はついてきます。

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