親子で取り組む3つのポイント

札幌のTOP高を目指すなら、夏休みで差をつける!
親子で取り組む3つのポイント

「うちの子、札幌の東西南北に行けるのかな…?」

お子さんが中学に入って、ふとそんな不安を感じることはありませんか?特に中学1年生、2年生のうちから、「このままで大丈夫なのかな」と心配になる保護者の方は少なくないかもしれません。お子さんがなかなか机に向かわなかったり、宿題に手がつかなかったりするのを見ると、もどかしい気持ちになりますよね。

長年、多くの生徒さんとその保護者の方と関わってきました。
かつては、目の前の成績ばかりを追い求めて、親子関係にひびが入ってしまうご家庭をたくさん見てきました。保護者の方々が「どうすればいいの?」と悩みを抱えている姿を、私も同じように感じてきた経験があります。

でも、安心してください。お子さんの学習習慣は、ちょっとした工夫と、保護者の方の温かいサポートで、きっと良い方向に変わっていきます。そして、その変化は、お子さんの内申ランクアップや、道コンでの得点力向上に繋がっていくはずです。

札幌の東西南北を目指すお子さんをサポートするために、保護者の方が家庭でできる夏休みの3つのポイントについて、私の経験も踏まえてお話ししたいと思います。
お子さんが自信を持って受験に臨めるよう、ぜひ一緒に考えていきましょう。

東西南北を目指すならまずは確実に

お子さんが札幌の東西南北を目指す上で、保護者の方にやっていただきたいことはたくさんあります。その中でも、特に重要だと私が考えている「3つのポイント」をご紹介します。これらは、お子さんの「学習習慣」と「自己管理能力」を育み、結果として内申ランクや道コンでの得点力向上につながると考えています。

ポイント1
「机に向かう」夏休みの習慣を作る!宿題は7月中に終わらせる!

お子さんの学習で、まず何よりも大切なのは「机に向かう習慣」を身につけることです。「学習の質」ももちろん大切ですが、まずは量がなければ質も上がりません。特に受験生のお子さんには、毎日決まった時間に3〜5時間、机に向かうことを目標にすることをおすすめします。

学習塾や家庭教師の授業の時間は別に考えてください。
1・2年生であれば2〜3時間で十分だとは思いますが、高校受験生の場合は3〜5時間、学習時間を確保することを目標にしましょう。

ポイント1

「でも、うちの子、なかなか机に向かわなくて…」と感じる保護者の方もいらっしゃるかもしれませんね。無理に「勉強しなさい!」と声をかけるのではなく、少しずつ、お子さんが自ら机に向かうような声かけにチャレンジしてみてください。

例えば、

  • 「時間」を決めずに「量」を決める:宿題なら宿題を、それ以外なら得意な科目から少しずつ始めるなど、明確な目標を決めると良いかもしれません。
  • 短時間から始める:東西南北を目指すお子さんにはいないとは思いますが、どうしても机に向かえない場合は、15分でも30分でも最初は構いません。毎日続けることを優先し、少しずつ時間を延ばしていくと良いでしょう。
  • 場所の確保:リビングの一角でも、お子さんの部屋でも構いません。勉強に集中できる、誘惑の少ない場所を確保してあげることも大切です。スマホや漫画が目に入らないようにするだけでも、集中力は格段に上がると思います。

夏休みの場合は宿題からはじめてみましょう。

7月中に宿題をわらせることは夏休み後半の余裕につながります。
学校の宿題の中には、夏休みが終わったら行われるテスト・コンテストなどの準備も含まれます。英単語や漢字、計算など2学期がはじまったらすぐに行われるテスト・コンテストの準備・対策をやりながら習慣を作っていくのが良いでしょう。

そして、お子さんが机に向かえたら、たとえ短時間でも「よく頑張ったね!」と肯定的な声かけをしてあげてください。最初は「座っているだけ」でも構いません。その積み重ねが、やがて本格的な学習へと繋がっていきます。脳科学的な視点からも、まずは「行動」を習慣化することが、次のステップに進むための土台となるのです。

ポイント2
学習の「質」を高める戦略を立てる!道コンをフル活用

机に向かう習慣がついてきたら、次は「学習の質」を高めることを意識しましょう。闇雲に問題を解くだけでは、効率が上がりません。お子さんの得意・不得意を見極め、効果的な学習戦略を立てることが重要です。もちろん、得点と偏差値から志望校・目標にたいしての自分の現在地を確認します。

過去問で現在の状況をキャッチする

保護者の方は夏期講習で道コン対策が行われる場合は過去問などの状況をしっかり確認しておきましょう。
もし、道コンの過去問などでをやるチャンスがない場合は、現在はセイコーマートで道コンの過去問が手に入りますので、お子さんにチャレンジしてもらうのをお勧めします。
もちろん、今年の8月道コンもチャレンジしてください。

夏になると、新しい学年での学ぶ内容からの出題もありますので、得点・偏差値が大きく変わってくることがあります。特に受験生の場合は、夏の8月に行われる道コンの結果で大きく変わっているケースは少なくはありません。

夏での変化をキャッチできずにいると、対応が遅れてしまい、志望校の決定に影響が出てきてしまいます。

そのような場合は、「過去問だから…」という感じで終わらせずに、保護者として注意深くみていきましょう。大きくやり方や環境を変える検討しなくてはいけないこともあります。

ポイント2

道コンの戦略的に活用する

ここでは、北海道の公立高校受験において非常に重要な「道コン(北海道学力コンクール)」を戦略的に活用する方法についてお話しします。

  • 道コンの過去問で「傾向」をつかむ:道コンは、北海道の公立高校入試に非常に近い形式や難易度で出題されます。過去問だけではなく「道コンセレクション」などを活用し、お子さんがどのような問題に苦手意識があるのか、どの分野を重点的に対策すべきかを確認しましょう。
  • 得意を伸ばし、苦手を克服するバランス:苦手な科目を克服するのはもちろん大切ですが、得意な科目をさらに伸ばすことも忘れてはいけません。得意科目で確実に点数を稼ぎつつ、苦手科目の基礎固めを行うなど、バランスの取れた学習計画を立てることが理想です。
  • 振り返りの習慣をつける:道コンの成績が出たら、点数だけでなく、お子さんと一緒に「どこで間違えたのか」「なぜ間違えたのか」を振り返る時間を持つことをおすすめします。この「振り返り」こそが、次に繋がる大切なステップです。

ポイント3
自分で計画・実行・「弱点ノート」で振り返り!「自己管理能力」を育む

最後のポイントは、お子さんが「自己管理能力」を身につけることです。これは、受験勉強だけでなく、将来社会に出てからも役立つ、一生ものの力になります。

自己管理能力とは、簡単に言えば「自分で目標を立て、計画し、実行し、そしてその結果を振り返って次に活かす」というサイクルを回す力のことです。

  • 学習計画を一緒に立てる:お子さん任せにするのではなく、まずは保護者の方が一緒に、週ごとの学習計画を立ててみてください。例えば、「月曜日は数学の宿題と弱点ノートの復習、水曜日は英語の単語練習と道コン過去問」といった具合に、具体的に何をやるのかを決めるのです。
    夏休みは長いと思って、適当に過ごしてしまうお子さんは少なくありません。保護者の方が少し手をかけてあげるだけで大きな差になることが多いです
  • 実行をサポートする:計画を立てても、その通りに実行するのはなかなか難しいものです。お子さんが計画通りに進んでいるか、困っていることはないかを、毎日チェックしてあげましょう。「今日はここまでできたね!」と、できたことを具体的に褒めてあげることが、次のモチベーションに繋がります。

ポイント3

弱点ノートを作って、自己理解を深める

間違えた問題や、理解が不十分な点は、ぜひ「弱点ノート」にまとめることを習慣にしてみてください。お子さん自身でノートをまとめるのが難しい場合は、保護者の方が質問してあげるなどして、一緒に整理するだけでも効果はあります。

間違えた問題を書き込み、どのように間違えたのかを記録しておきます。
もちろん、正解や解説などと、自分なりの修正点・ポイントなどもまとめておきます

最初は、面倒だと嫌がるお子さんが多いのですが、弱点ノートは非常に役立ちます。
特に受験生とっては、自分の学習のクセを把握するのに役立ちます。

どのような問題で間違うのかがはっきりしますので、ぜひ作ってみてください。

お子さんが一人で全てを完璧にこなすのは難しいかもしれません。保護者の方が「進捗どう?」「何か手伝えることはある?」と声をかけ、一緒に学習状況をチェックしてあげることで、お子さんは安心して学習に取り組めると思います。

大切なのは、「ああしなさい、こうしなさい」と命令するのではなく、お子さんの学習に「並走する」姿勢です。

◆まとめ

ここまで、札幌の東西南北を目指すお子さんのために、夏休みに保護者の方が家庭でできるサポートを3つのポイントでお話ししてきました。

  1. 「机に向かう」習慣化(3〜5時間/日)+宿題(休み明けテスト・コンテスト対策)
  2. 学習の「質」を上げる戦略(道コン過去問などの活用)
  3. 「自己管理能力」の育成(弱点ノートでのふり返り)

まとめ

これらのポイントは、お子さんの学習意欲を引き出し、自立した学習者へと成長させるための大切な土台となります。しかし、日々の生活の中で、これら全てを家庭だけで実践するのは、もしかしたら大変だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

「どうやって学習計画を立てればいいの?」
「道コンの成績をどう分析すればいいの?」
「弱点ノートってどう作れば効果的なの?」

もし、そうした具体的な疑問や、一人で抱え込んでいる不安がある方は、ぜひ一度、通っている塾の先生にも相談をしてみてください。

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